ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)ロシア大統領が水曜日(4月29日)に電話会談を行い、両者はロシア・ウクライナ情勢およびイラン情勢について意見を交換した。トランプ氏は、二人の「会話は非常に快調だった」と述べ、ロシア・ウクライナ戦争は「比較的迅速に」解決策が見つかると信じているとし、同時にプーチン氏に短期間の停戦を提案し、ロシア側が受け入れる可能性があることを明かした。
トランプ氏は同日のホワイトハウスでの活動中にメディアに対し、電話会談は90分以上に及び、主にウクライナでの戦況に焦点を当てたほか、イラン情勢についても触れたことを認めた。同氏は、「すぐに解決策を導き出せると考えているし、そう願っている。彼(プーチン氏)も解決策を望んでいると思う」と述べた。
ロシア国営タス通信(TASS)の報道によると、プーチン氏は電話会談の中で、ロシア側が5月9日のロシア「勝利の日」の期間中に一時的な停戦を宣言することを検討していることを明かした。トランプ氏もその後の記者会見でこのことに触れ、「短期間の停戦を提案した。彼はそうする可能性があると思う」と述べ、「彼はおそらくこれに関連した発表をするだろう」と付け加えた。
ロシア大統領の外交顧問であるユーリ・ウシャコフ(Yuri Ushakov)氏は、今回の電話会談について「率直で効率的であった」と述べた。
現在、ロシア・ウクライナ戦争は4年以上続いており、ロシア軍は依然としてウクライナ東部のドンバス(Donbas)地域での戦いに深く没頭しており、ウクライナ側はドローンによるロシアのエネルギー・インフラへの攻撃を継続している。戦況が続く中、ロシアは今年5月9日の勝利の日に行われる軍事パレードの規模を縮小し、例年モスクワの赤色広場に登場していた大量の戦車は、今年はパレードに参加しない予定だ。
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一方で、トランプ政権は最近、イラン情勢による圧力にも直面している。原油価格の上昇が続く中、来る中間選挙における共和党の経済および物価に関する訴求に影響が出ることが懸念されている。またトランプ氏は、プーチン氏が電話の中でイランの濃縮ウラン問題の処理を支援したい意向を示したが、自身はそれを直接的に断ったことを明かした。
トランプ氏は、「彼は、もし濃縮ウラン問題の処理を助けられるなら、ぜひ関与したいと言った。しかし私は、ウクライナ戦争を終わらせることにエネルギーを注いでほしい、私にとってはその方が重要だ、と伝えた」と述べた。
同時にトランプ氏は、イラン情勢もロシア・ウクライナ戦争の今後の進展と同様に、「似たようなタイムスケジュールで」段階的に沈静化する可能性があることに言及した。同氏は、現在アメリカとイランの間で交渉が継続しているが、イランが核兵器を保有しないことに同意しない限り、「合意に至ることは永遠にあり得ない」と強調した。
