米国国家科学委員会(National Science Board, NSB)の複数のメンバーが解任されたことが明らかになりました。2名の委員が月曜日(4月27日)に、トランプ(Donald Trump)政権が委員会全体を解散したことを確認し、この措置が米国の基礎科学研究とイノベーションの発展に大きな打撃を与える恐れがあります。
NSB委員のヨランダ・ギル(Yolanda Gil)氏とケイヴァン・スタスン(Keivan Stassun)氏は、ロイター通信へのメールで、現職の委員22名全員が先週金曜日(4月24日)に即時解任を通知され、いかなる説明も受けていないことを認めました。
ヴァンダービルト大学(Vanderbilt University)で教鞭を執るスタスン氏は、「当局が連邦政府の各部門で同様の行動に出ているのを見て、特に科学研究の分野では、これは単に時間の問題だったように思えます」と述べました。NSBのメンバーの多くは学者であり、国立研究所、非営利団体、および産業界の代表が含まれています。
トランプ氏が昨年ホワイトハウスに復帰した後、その政権は政策調整と人員交代を理由に、NSBの約1400件の助成案件を停止しました。これらの資金は米国の基礎科学研究リソースの4分の1を占めており、この措置は研究界に顕著な衝撃を与えています。