2022年2月28日のロシア侵攻当日、ウクライナはEUへの正式加盟を急いで求めましたが、4年が経過した現在も加盟手続きは停滞しています。ドイツのメルツ(Friedrich Merz)首相は月曜日(4月27日)、ウクライナのEU加盟の前提条件はロシアとの和平合意であるとし、その合意にはウクライナの一部領土の割譲が必要になる可能性があると述べました。
メディアの報道によると、メルツ氏は「依然として戦争状態にある国をEUに加盟させることはできない。まずは戦争を終わらせる必要がある」と述べました。また、戦争の終結に加え、ウクライナは法治主義や汚職対策などの面でEUの基準を満たす必要があり、国境の開放や欧州単一市場への参加準備を整えなければならず、全体として長い道のりになると指摘しました。
ロシア・ウクライナ間の領土紛争について、メルツ氏の現在の態度は以前とは異なります。彼は月曜日、「将来的にロシアと平和条約を締結することを望んでおり、その際、ウクライナの一部領土はもはやウクライナに属さなくなる可能性がある」と述べました。しかし、今年3月には、アメリカのトランプ(Donald Trump)大統領に対し、ウクライナの領土帰属はウクライナ国民自身が決定すべきだと語っていました。
メルツ氏は、自身がウクライナのために「ヨーロッパへの道を開いた」と強調しました。今後、EU加盟案が国民投票に付された場合、ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領自身の能力で、欧州統合の展望を国民に説明し、納得させる必要があるとしています。一方で、ウクライナが2027年までにEUに加盟するという構想は非現実的であり、2028年になっても実現は困難であると考えています。
