米航空業界に、業界の勢力図を塗り替えるほどの衝撃的なニュースが飛び込んできました。ユナイテッド航空(United Airlines)のスコット・カービー(Scott Kirby)CEOが、アメリカン航空(American Airlines)との合併を計画していることを提案したとのことです。もしこの計画が実現すれば、それぞれ1,000機以上の航空機を保有する2つの航空巨頭が統合され、デルタ航空(Delta)を抜き、全米のみならず世界最大規模の航空会社となる可能性があります。
ロイター通信などの報道によると、この買収案は現在まだ初期構想の段階にあり、正式な取引手続きは開始されていません。しかし、すでに資本市場に波紋を広げており、月曜日(4月13日)の取引後、アメリカン航空の株価は約4.5%上昇し、ユナイテッド航空は1.1%上昇しました。市場では、両社の路線ネットワークと運航能力の統合が極めて大きな相乗効果をもたらすと見なされる一方で、米航空市場の高度な集中化を意味することになると見られています。
米国の国内航空市場は、アメリカン、ユナイテッド、デルタ、そしてサウスウエスト航空(Southwest Airlines)の4大巨頭によって主導されています。もし「ユナイテッドとアメリカン」の合併が成功すれば、市場集中度はさらに高まり、航空運賃の独占や路線の削減、そして消費者の選択肢が制限されることへの懸念が、規制当局の間で必ずして沸き起こるでしょう。
外部の分析では、トランプ(Donald Trump)政権が企業の合併・買収に対して比較的開放的な姿勢を持っているとされていますが、これほどの規模の航空業界再編は、依然として司法省による極めて厳格な反トラスト法(独占禁止法)の審査に直面することになります。近年で最大規模となるこの航空業界買収構想が、今後、法律と市場という二重のハードルを乗り越えられるかどうかは、2026年の世界航空業界において最も注目される指標となるでしょう。
