連邦捜査局(FBI)のパテル(Kash Patel)局長は月曜日(4月20日)、『アトランティック』(The Atlantic)誌に対し、2.5億ドルの名誉毀損訴訟を提起した。同メディアが掲載したFBIの管理問題と個人の行動に関する報道を「不実な内容」であり「悪意のある中傷」であると主張している。
提訴された記事は先週金曜日(17日)に『アトランティック』のウェブサイトに掲載されたもので、記者サラ・フィッツパトリック(Sarah Fitzpatrick)氏によって執筆された。彼女自身も被告として名を連ねている。
報道によれば、パテル氏は職を失う可能性について「強い不安」を抱いており、その懸念には理由があるとして、複数の取材者が言及した「過度の飲酒状況」などが挙げられている。
さらに報道では、パテル氏が「明らかな酩酊状態」や「説明のつかない欠勤」を見せており、FBIおよび司法省の一部当局者の注目を集めていたと記述している。
また記事は、パテル氏がワシントンのプライベートクラブ「Ned’s」やラスベガスの「Poodle Room」で大量に飲酒していたところを目撃されたこと、および6人の情報筋が、前夜の飲酒により一部のブリーフィングや会議が延期されたと述べていることを指摘した。さらに、警護チームが彼を呼び起こすのに苦労し、一度は強制開錠設備の使用を要求したケースが何度かあったとも報じている。
これに対し、ホワイトハウスは『アトランティック』に対し、パテル氏は依然としてトランプ政権の「法と秩序チーム」の重要なメンバーであり、犯罪率の低下における実績を肯定し、政策執行における積極的な取り組みを称賛すると述べた。
パテル氏はワシントン連邦裁判所に提出した訴状の中で、すべての疑惑を全面的に否定し、『アトランティック』が匿名情報源に依存し、信頼できる証拠を欠いていると批判した。
弁護団は、フィッツパトリック氏が20人以上の情報源に取材し、匿名形式で「機密情報や私的な会話」を取得したと主張している点に触れた。訴状では、メディア側が一部の内容が不実であることを知りながら掲載を選択したことは、「現実的な悪意」にあたると強調している。
一方、『アトランティック』側は、報道と取材チームを断固として擁護し、この訴訟には「法的根拠が全くない」と強調して回答した。同メディアは、当該報道が20人以上の情報源への取材結果に基づいており、ジャーナリズムの専門的基準に従って検証されたものであると指摘した。
