カナダのマーク・カーニー(Mark Carney)首相は日曜(4月19日)、全国向けに配信したビデオメッセージの中で、米国との密接な関係はかつてカナダにとって強みであったが、現在は弱点になっていると指摘した。先週、ハワード・ルトニック(Howard Lutnick)米国商務長官は、カナダを「扱いづらい」貿易パートナーであると批判していた。
ロイター通信によると、カーニー首相はビデオの中で、1812年戦争(War of 1812)において、現在のカナダを米国の侵攻から守るために犠牲となった英国の軍事指導者アイザック・ブロック(Isaac Brock)を模した玩具の兵隊モデルを登場させた。首相は、隣国から起こる様々な混乱を事前に予見することはできず、また、国家の未来をこうした状況が突然止まることに完全に委ねることはできないと述べた。
なぜカーニー首相がこのタイミングでビデオを公開し、特に過去に米国の拡張に抵抗した人物を称賛したのかについて、カナダ首相官邸は回答していない。最近、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がカナダを併合して米国の第51州にする意向を繰り返し公言したことで、米加関係の外交的緊張が高まっている。また、カナダの輸出の約7割が米国向けであり、深刻な経済的依存度が、貿易圧力の下でカナダを不利な状況に置いている。
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より具体的な圧力は貿易協定から来ている。米国側当局者は、年内に「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の大幅な修正を希望することを明確に示唆している。さらに、鉄鋼、アルミニウム、自動車への関税上乗せに加え、トランプ氏が仕掛けた貿易戦がカナダの産業に全方位的な打撃を与えている。
カーニー首相は、「これは我々の国であり、我々の未来である。主導権を取り戻さなければならない」と強調した。カーニー首相が率いる自由党(Liberal Party)は先週、議会で過半数を獲得しており、首相はこの勝利がトランプ氏による貿易戦に、より効果的に対応する助けになると述べていた。
PM Mark Carney: "Many of our former strengths, based on our close ties to America, have become our weaknesses. Weaknesses that we must correct … The US has changed, and we must respond." pic.twitter.com/T6XzQn24rA
— Scott Robertson (@sarobertsonca) April 19, 2026
