人工知能(AI)企業のAnthropicは木曜日(4月16日)、英国ロンドンでの展開を拡大し、800人を収容可能な新しいオフィススペースを開設する計画を発表しました。また数日前には、競合のOpenAIも英国への進出を表明し、初の常設オフィスを設立する計画を明らかにしています。
米経済メディアCNBCの報道によると、Anthropicの北欧・中東・アフリカ地域(EMEA North)責任者のピップ・ホワイト(Pip White)氏は、「ロンドンは米国以外で最も重要な研究およびビジネスセンターの一つとなっています。ロンドンの『ナレッジクォーター(Knowledge Quarter)』での拡張により、私たちの成長に必要な十分なスペースが確保されます。英国にはAI安全性の重要性を深く理解している意欲的な企業や機関が集まっており、卓越したAI人材プールが存在します。私たちは、こうしたリソースが交差する場所に身を置きたいと考えています」と述べています。
Anthropicのロンドン事務所にはすでに200名以上の従業員が在籍しており、新オフィスが位置するナレッジクォーターには、OpenAI、Google DeepMind、Meta、Synthesia、Wayveなど、多くのトップAI企業がすでに進出しています。また、AnthropicがAIモデルの使用問題を巡って米国国防総省と対立した後、英国当局が同社の進出を積極的に働きかけたと言われています。
Anthropicは最近勢いを増しており、非常に好評な自動コーディングツール「Claude Code」のリリースに加え、ソフトウェアの弱点やセキュリティ上の脆弱性の特定において極めて優れた性能を持つAIモデル「Mythos」を導入しました。
Politico:米連邦機関が禁止令を無視し、AnthropicのモデルMythosを密かにテスト
財務面では、Anthropicは今年2月に3,800億ドルの評価額で300億ドルの資金調達を行いました。現在は、ベンチャーキャピタルが8,000億ドルの評価額で投資を模索しているとの報道もあり、年換算収益も300億ドルを突破しています。
